サッカーロシアW杯 グループリーグ感想と各国を勝手に採点!

サッカーロシアW杯 グループリーグ感想と各国を勝手に採点!

サッカー素人の私が、素人レベルの視点でロシアワールドカップの試合の感想をまとめていきます。
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はじめに

6月中旬に始まったロシアW杯もいよいよ折り返し、グループリーグの全試合が終わりベスト16が出揃いました。日本代表も見事2大会ぶりにベスト16に進出しましたね。いよいよここからは負けたら敗退の1回勝負になります。一方で強豪国が苦戦したグループリーグ。前大会優勝のドイツがグループ最下位で姿を消すなど、サプライズもありました。そこで、サッカー素人が2018ロシアW杯を楽しむ!第2弾ということで、グループリグを終えた各国チームに対する感想と、素人レベルで勝手に採点してみました。採点基準は“素人がみて面白かったか!”です笑(5が最高、1が最低)。

 

 

グループA

1位 ウルグアイ 勝ち点9
2位 ロシア 勝ち点6
−−−−−−−−−−−−−−−
3位 サウジアラビア 勝ち点3
4位 エジプト 勝ち点0

ウルグアイ

採点:3
スアレスとカバーニという絶対的な攻撃力を擁していたものの、エジプト戦、サウジアラビア戦は苦戦。なんとか“ウノゼロ”で勝ち点3を獲得しました。勝ち抜けが決まったあとのロシア戦は、ロシアに退場者がでたこともあり、余裕のある試合運びで、終わってみれば全勝での文句なしの1位抜けはさすがです。ただ、スアレスやカバーニの実力からいうともっと爆発的な攻撃力をみたいもの。ベスト16では2016EURO優勝のポルトガルとの対戦です。バルサ&PSGのエース対レアルのエースに注目したいですね。

ロシア

採点:4
開幕戦の大勝で勢いにのったこともあり、続く2戦目もサラー擁するエジプトを破り、3戦目を待たずして決勝トーナメント行きを決めました。最弱の開催国と言われていた下馬評を見事覆しましたね。ゴロビンやガジンスキーなど新たなタレント出現を予感させる盛り上がりを見せてくれたものの、3戦目は失速。退場者もだしたことも影響しウルグアイに完敗したまま、ベスト16でスペインに挑みます。

サウジアラビア

採点:3
初戦のロシアに大敗したこともあり、見せ場なく散っていくかと思いましたが、続くウルグアイ戦は敗れはしたものの、意地をみせ、南米の強豪を苦しめました。すでにグループ敗退が決まった3戦目でも意地を見せ、劇的な逆転勝利を掴みました。

エジプト

採点:2.5
“英雄”モハメド・サラーを中心に、28年ぶりのW杯に挑んだエジプトでしたが、最後まで並みに乗ることは出来ず。予想に反して全敗でグループステージで去ることになりました。CLでの負傷の影響もあり、初戦はサラーは出場せず粘るものの得点できず。続く2戦目、3戦目も得点者はサラーのみとサラー以外に得点パターンが生まれなかったことも、チームとしての完成度が低かったことを表しているかもしれません。ただ、やはりサラーがボールを持った時はワクワクするのも事実で、ぜひ4年後にはサラーを中心により強力なチームとして帰ってきてほしいです。

グループB

1位 スペイン 勝ち点5
2位 ポルトガル 勝ち点5
−−−−−−−−−−−−−−−
3位 イラン 勝ち点4
4位 モロッコ 勝ち点1

スペイン

採点:3.5
初戦のポルトガル戦がクライマックスのように思えるほど、続くイラン戦、モロッコ戦は苦しんでの勝ち点獲得でした。2戦目は特にジエゴ・コスタのラッキーな得点力に救われたに終わり、3戦目は終始追いかける展開で苦しみました。ただ、同グループのもうひとつの強豪、ポルトガルも苦戦しているワケで、苦しいながらもしっかり勝ち点を取っていく辺りは、さすがスペインだと思います。決勝トーナメントでは、タレント軍団にふさわしいより精彩のあるプレーを期待したいです。

ポルトガル

採点:3.5
絶対的エース、ロナウドの活躍が目に留まりがちですが、どの試合もEURO王者としては思えないほど苦しんでいます。これはスペインも同様に苦しんでいるので、イランやモロッコが意地を見せて挑んできた結果だと思います。特に3戦目は、イランの気迫はすごいもので、あのままもう少し時間があれば逆転されていたのではないかという展開でした。一方でEUROの時もそうでしたが、ポルトガルはあまり圧倒的に勝利する、というイメージがなく、しぶとく勝ち進んでいく傾向にあるので、この先の決勝トーナメントも粘り強く戦ってほしいです。初戦はいきなり強豪ウルグアイと激突するので、レベルの高い試合を期待します。

イラン

採点:3
アジアでもっともFIFAランキングの高いイランは、アジアの意地を十分に見せてくれました。地力に差があるとはいえ、スペインとは僅差、ポルトガルには引き分けと十分に戦ったと思います。タレント力ではその2カ国にだいぶ劣るものの、チーム全体としてテンション高く戦い続けていた姿勢は、十分欧州の強豪国を苦しめました。

モロッコ

採点:3
イラン同様、タレント力ではスペインとポルトガルには劣るものの、チーム全体として戦っていた印象です。どの試合も善戦はしたものの、いかんせん得点が生まれませんでした。最後はスペイン相手に2点奪ったのは見事でしたが、得点力は今後の課題になりそうです。それでもベナティアを中心に、粘り強い守備は、イラン同様欧州の強豪を大いに苦しめていました。

グループC

1位 フランス 勝ち点7
2位 デンマーク 勝ち点5
−−−−−−−−−−−−−−−
3位 ペルー 勝ち点3
4位 オーストラリア 勝ち点1

フランス

採点:3
ポール・ポグバを中心に若いタレントを擁し、優勝候補と評判の高かったフランスですが、グループリーグを通して調子は上がりきらなかったように思えました。総得点も3点と得点力に欠ける印象でした。一方で、他のチームの攻撃力不足もあったかと思いますが、失点も1点に抑えているあたりはさすがです。決勝トーナメントではいきなり前大会準優勝のアルゼンチンとあたります。フランスもEURO2016で準優勝している実力国なので、ぜひハイパフォーマンスな試合を見たいです。

デンマーク

採点:3
エース・エリクセンを筆頭に、各ポジションに実力者を揃えているデンマークですが、こちらも堅守をベースに戦っていたため、攻撃力は控えめに終わりました。全試合通して得点数が少なかったグループということもありますが、フランス同様失点は1点という硬い守備が目立ちました。決勝トーナメントでも堅守をベースに勝ち進むことができるか注目です。

ペルー

採点:2.5
エース・ゲレイロの出場問題に注目が集まりがちでしたが、チーム全体として、欧州の強豪に粘りつよく戦ったものの、惜しくも及ばず。最後はオーストラリア相手にきっちり勝ち点を得たものの、初戦のデンマーク戦の敗北が響き、決勝トーナメント進出はなりませんでした。

オーストラリア

採点:2.5
大陸間プレーオフから見事W杯出場をしたオーストラリアでしたが、グループリーグでも苦戦が続きました。初戦のフランスには食いついたものの、VARやゴールラインテクノロジーの結果に泣き、逆にデンマーク戦はVARでPKを獲得したものの、勝ち切ることは出来ませんでした。結果、3試合通して得点はPKのみと、得点力に課題の残る結果だったと思います。

グループD

1位 クロアチア 勝ち点9
2位 アルゼンチン 勝ち点4
−−−−−−−−−−−−−−−
3位 ナイジェリア 勝ち点3
4位 アイスランド 勝ち点1

クロアチア

採点:4.5

アルゼンチン

採点:3.5

ナイジェリア

採点:3

アイスランド

採点:3.5

グループE

1位 ブラジル 勝ち点7
2位 スイス 勝ち点5
−−−−−−−−−−−−−−−
3位 セルビア 勝ち点3
4位 コスタリカ 勝ち点1

ブラジル

採点:4

スイス

採点:2.5

セルビア

採点:2.5

コスタリカ

採点:2.5

グループF

1位 スウェーデン 勝ち点6
2位 メキシコ 勝ち点6
−−−−−−−−−−−−−−−
3位 韓国 勝ち点3
4位 ドイツ 勝ち点3

スウェーデン

採点:3

メキシコ

採点:3

韓国

採点:2.5

ドイツ

採点:2.5

グループG

1位 ベルギー 勝ち点9
2位 イングランド 勝ち点6
−−−−−−−−−−−−−−−
3位 チュニジア 勝ち点3
4位 パナマ 勝ち点0

ベルギー

採点:4.5

イングランド

採点:4

チュニジア

採点:2.5

パナマ

採点:2.5

グループH

1位 コロンビア 勝ち点6
2位 日本 勝ち点4
−−−−−−−−−−−−−−−
3位 セネガル 勝ち点4
4位 ポーランド 勝ち点3

コロンビア

採点:3.5

日本

採点:3.5

セネガル

採点:3

ポーランド

採点:2.5

まとめ

全体的に強豪国が、中堅国に苦戦する試合が多く、得点数の少ない試合が多かったと思います。また、VARの導入により、PKシーンが多かったのですが、あのVAR判定中の間はドキドキしますね。一方で、VARを使うか使わないかは審判の判断によってしまうので、結局“審判次第では?”と感じてしまいました。また、セットプレーでの得点や、試合終盤での得点が多かったのも今大会グループリーグの特徴ですね。どのチームも、守備レベルが高く、強豪国やエース級のタレント選手でも、簡単には崩すことは出来ない試合が多かったです。そのため、セットプレーでのチャンスをものにしたり、試合終盤に守備陣の疲労による隙を見逃さずに、得点するというパターンが何回も見られました。ただ、最終的にはドイツを除く強豪と呼ばれる国はしっかり勝ち抜けていますね(それも結局首位通過が多かったです)。

個人的なBESTな試合はクロアチア対アルゼンチン、次いでポルトガル対スペインでした。個人的に3列目の選手が好きなこともありますが、クロアチアの誇る中盤コンビ、モドリッチ&ラキティッチは見ていてとても面白いです。BESTゴールは(日本を除けば笑)、ドイツ対スウェーデン戦の試合終盤に決めたトニ・クロースのFKからのゴールが一番興奮しました。

引き続き、決勝トーナメントも楽しんでいきます!

 

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