【日商簿記2級】独学で一発合格出来た体験記〜序章〜

【日商簿記2級】独学で一発合格出来た体験記〜序章〜

はじめに

社会人4年目、文系卒のサラリーマンが、日商簿記2級の資格試験に独学で挑戦し、無事合格出来た体験記です(2017年受験)。仕事の業務の関係で、P/Lや投資、減価償却など知識が必要になり、世間的にも持っていたらまあまあ見栄えするかも!、ということで、日商簿記2級に独学で挑戦してみました。

日商簿記2級資格試験を受けてみた

結果から書きます。
日商簿記3の資格はもっていましたが
・文学部卒で
・仕事をしながら(暦通りのサラリーマン)
・独学で(通信教育講座などを使わずに)
・一発で(勉強を始めて約2か月以内で)

日商簿記2級に合格いたしましたので、自分への備忘と、使用したテキストや勉強時間、勉強方法など今後受験される方への参考になるかと思い記事にして残しておきたいと思います。

日商簿記2級は商業簿記と工業簿記に分かれていますので、記事もそのように分けて書きたいと思います。

この記事では日商簿記2級の概要と、スケジュール感とかを書いていきます。

日商簿記2級の資格試験について

まず日商簿記について簡単に説明いたします。
(参照:日本商工会議所HP
平成29年度時点の情報ですので、最新の情報は協会のHPでご確認ください

受験資格

年齢、学歴、職歴等の制限はありません。試験会場の感じでは20〜50代を中心に幅広い年齢層の方が受験されている印象でした。

試験様式

商業簿記、工業簿記合わせて120分の筆記式です。70%以上の正答率で合格、合格率は実施回によって差がありますが、およそ20%ほどと中々の難しさです。なお、電卓の持ち込みが可能です(むしろ電卓がないと相当キツイと思います・・・)。

スケジュールなど

私は平成29年の2月に受験しましたが、例年、1年に3回試験日が設定されています。申し込みは試験日の約2か月〜1か月前までに行われます。受験料は4,500円ほど。なかなか高額です。試験後約1か月で合格発表です。試験後、大手資格サイトで解答速報が発表されるので、当日〜翌日には自己採点ができるかと思います。

参考書など一般的には勉強期間は3か月とあります。私の場合は、半年前に簿記3級の勉強をして合格していたため、その知識が残っていたこともあり、約1か月程の勉強期間で合格することが出来ました

しかし、内容をしっかり理解して身につけようとすると、出題範囲も広いこともあり、出来るだけ長めの勉強期間を設けるに越したことはないと思います(私はとにかく試験に受かることを第一の目標にしていたため、出題範囲を全て消化するつもりはありませんでした)。

 

独学で一発合格するためのコツ

序章ということですので、端的に独学で一発合格するためのポイントとして次の3点にまとめてみました。
まずは日商簿記3級に合格してみる
商業簿記の第1問、第2問と工業簿記で満点を目指す
なにより手を動かして問題を解く

1つ目については、まず簿記特有の仕訳という概念・作業に慣れるためです。3級はもちろん、2級もこの知識がベースになります。仕訳は丸暗記ではなく、慣れと感覚が必要になってくると思いますので(自信があれば丸暗記も悪くないと思いますが、私は暗記が苦手なので・・・)、3級で慣れている慣れていないのでは大きくスタートに差が出ると思います。

2つ目については、これは70%以上合格という試験の性質上のテクニック論ですが、要は確実に得点できる、得点しやすいところで合格点を稼ぐ、というイメージです。特に工業簿記は概念自体はとっつきにくく、難しそうなものの、いざ問題となると解きやすい分野だな、という印象がありました。そのため、よく言われていることですが、「工業簿記で満点を取る」ことで、その回の配点にもよりますが、合格点を70点とした時、おおよそ40点/70点を得点することが出来ます。理想を言えば、残りの30点を商業簿記の第1問、第2問で得点出来れば、というのが私が考えた得点イメージです。現実はそう甘くなかったですが笑

最後に、これはどの資格試験でも言えるのかもしれませんが、簿記については本当に手を動かして、電卓を叩いて、計算をして答えを導き出す訓練が必要だと思います。参考書を読んでいると、仕訳や概念自体は「ふ〜ん」という感じでスラスラと読めてしまうと思います。しかし、いざ問題を解いてみると「???」という感じになり、まったく解き方がわからない、という状態に陥ってしまします(私はかつて、1週間ほどで参考書を流し読みし、初めて簿記3級の試験を受け、当日全くわけがわからず撃沈しました笑)。

以上、少し長くなりましたが、日商簿記2級の試験とコツについて書いてみました。次からは、実際に使ったテキストと勉強方法、気づいたコツについて、商業簿記と工業簿記に分けて書いてみたいと思います。

 

 

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