【インテリアコーディネーター】独学で一発合格出来た勉強記〜二次試験勉強編〜

【インテリアコーディネーター】独学で一発合格出来た勉強記〜二次試験勉強編〜

社会人4年目、文系卒のサラリーマンが、働きながらインテリアコーディネーターの資格試験に独学で挑戦し、無事合格出来た体験記です。今回は引き続き、二次試験の体験記を書いていこうと思います。勉強編ということですが、細かい製図の方法や論文の書き方ではなく、使用した参考書や勉強の進め方を中心に書いてみます。独学で受験される方はご参考下さい。

二次試験の概要

インテリアコーディネーター資格試験の二次試験はプレゼンテーションと論文の二部構成になっています。プレゼンテーションはいわゆる作図・製図を必要とする試験で、平面図や立面図、アイソメ図などが2〜3問出題されます。論文試験は課題に対し文章で回答する形式で、課題が1、2問(文字数にして600字ほど)が出題されます。

試験時間はプレゼンテーションと論文、合わせて180分です。

試験日は私が受験した2016年度は12月の第1日曜日でした。

一次試験と二次試験準備については以下の記事をご参考ください。

独学で勉強するための準備

製図用具や参考書の用意

一次試験が終了し、自己採点で恐らく合格と思われる点数が取れたため、気持ちを二次試験に切り替えて、勉強を始めていきました。

とは言いつつも、10月中は用具や参考書を揃えただけで、参考書ほとんど手をつけることは出来ませんでした。

揃えた用具については、二次試験準備編をご覧ください。

使用したテキストは過去問&予想問題集のみです。

 

ゼロからはじめるシリーズを読む

また、10月中は少し息抜きと、知識の整理を兼ねて、一次試験で非常に有益だった「ゼロからはじめる」シリーズの建築計画編を読みました。建築計画編では、とくに寸法について上手くまとまっていて参考にしていました。
またYouTubeにある製図の描き方の動画を探して用具の使い方をなんとなく勉強していました。

 

過去問・模擬問題集に挑戦

過去問に大苦戦・・・

過去問については、まず最初の3年間分ほどは、模範解答を丸写して、論文の論調や必要な知識レベル、そして製図の作業(用具の使い方など)に慣れるようにしていました。

3年ほど問いてみた感覚は
全く試験時間が足りない(製図に時間がかかりすぎる)
3時間集中することがツライ
各インテリアの標準のサイズ感が身についていない
インテリアや素材に関する知識が抜けすぎている

と、非常に不安が残る状態でした。そこで、過去問を解き進めていくことを中心に、以下3点に気をつけて勉強を進めていきました。

3つの気をつけたこと

スピードアップを図る

時間内にプレゼン・論文を終わるよう、スピードアップを図るようにしました。まず、論文を30分程で終わらせることが出来るようにし、残り150分をプレゼンに充てることを目指しました。論文のスピードアップは次項を参照下さい。

プレゼンについては過去問を解きつつ、自分なりの標準のインテリアのサイズを決めていき、また描きやすい製図方法(製図に方法として正確ではなく、あくまで二次試験対策としてのものも含みます)を独自で考えていきました。

次項にも書きますが、過去問題集については、私は論文課題を先に解き進めていたので、150分で一度時間を切っていました。

論文対策を手を抜かずに行う

とりあえず過去問を3年解いてみた感触として、現在の自分の知識量が論文課題すら解くことが出来ないレベルだということを痛感しました。ネットで探してみても論文対策はあまり力を入れていない、一次試験の延長レベル、といった程度の情報しかなく、甘くみていました。

そこで、まずは論文課題を確実に、かつ短時間(20〜30分)で解くことが出来ることを目指しました。具体的には、まず過去問題集に載っていた論文課題を全て先に解きました。最初の内は、課題に対して思いついたキーワードを書き出し、その後解答を丸写し、自分があげたキーワードとの相違と、論文に便利な表現を学んでいきました。また、書店で「家の建て方」や「マンションのリフォーム」などといった本を眺めて、ある決められたコンセプトを表現するコツなどを、息抜きがてら吸収していました(意外と役に立ちます!)。

街中に出て勉強する

二次試験の問題を一度解こうとすると、3時間以上を必要とします。集中力が高い方や、忍耐力に自信がある方は問題ないのでしょうが、私にとっては苦痛でした笑。そこで、気分転換も兼ねて、近所にあるIKEAやニトリなどの家具店に出かけ、また出来る限りカタログなどを取り寄せていました(無料のやつ!)。家具店に出かけることで、インテリアの種類に関する知識が増えるだけでなく、サイズ感や、レイアウトのヒントなども得ることが出来ました。そして、このように実際に目で見て実感した知識などは記憶に残りやすいので、その後、問題を解く際にも使えることが多かったです。

予想問題集で最後の追い込み

試験2週間前の追い込み

試験まで2週間を切り、予想問題集を解くことに集中しました。私が使った予想問題集は10問ありましたが、最終的には8問しか解くことが出来ませんでした(論文課題だけは写しました笑)。この頃になると、何とかカタチにはなるものの、細部の書き忘れがあったり、課題中に指定されていた条件を見落としていたりと、納得出来たことはほとんどなく、不安なまま本番を迎えることになりました。

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