社会人4年目、文系卒のサラリーマンが、働きながらインテリアコーディネーターの資格試験に独学で挑戦し、無事合格出来た体験記です。平成28年度のインテリアコーディネーター資格試験の一次試験について(筆記試験)について取り掛かりから試験本番までの体験記を書いてみようと思います。独学で挑戦される方の参考になればと思います。
一次試験について
一次試験はマークシート式の選択式問題です。
・問題数は50問
・制限時間は160分
・全問選択式のマークシート方式
合格ラインは、明示されていないものの70%〜75%と言われています。
試験日は私が受験した2016年度は10月の第2日曜日でした。
取り掛かり
2015年12月〜
先にも述べた通り「カッコイイ資格が取りたい」と思っていた当時、勤め先で店舗に関する仕事に関わるようになり、どうせなら仕事で役に立ちそうなICの資格に興味持ちました。
調べてみると試験は1年に1度だけで、その年の一次試験は既に終わっていたため、「範囲多いし、合格率低いし、製図あるけど1年あればなんとかなるべ!」と軽い思いで、本屋さんで一次試験の参考書を買いました。
使用したテキストは↓です。
1番王道なテキストかと思います。図も多く、2色刷りで読みやすかったです。
テキストをとにかく読み進める
1月〜7月
当時は仕事も忙しく、勉強できても土日のどちらか2時間程度で、しかも6月に他の資格試験を2つ控えていたため、本格的に始めたのは結局7月に入ってからでした。
ただ、隙間隙間の時間をみつけて、7月にまでに超スローペースでテキストの上巻を1周読み終わっており、7月に入ってやっと下巻を購入しました。
上巻はとりあえずラインマーカーで気になったところに線を引きつつ、とりあえず読み進めていくことをしました。1章あたり読み終わるのに、だいたい4時間弱(スタバで2時間×2回分!)くらいかけていたので、上巻は8章あるため、合計30時間程費やしたことになります。
正直、読み進めているだけで知識は全然身についていない状態です笑
(後ほどそれを痛感します笑)
ただ、わからない単語や、イメージできない素材などは都度都度スマホなどで調べておきました。
丸暗記は苦手で、イメージがわからないと覚えが悪いタイプなので。
7月〜8月
下巻も同様にラインマーカーを引きながら読み進めていくだけ。同様に8章あるため、30時間程かけて読みきったと思います。
なお、この時点で8月下旬でしたが、9月下旬に別の資格試験があったため、ここでも一時中断!笑
中断しつつも、気分転換にインテリア系のサイトなどを見ていました。
オススメはこちら↓
インテリアコーディネーターのいんてりあ図鑑・インテリアコーディネートオフィス
過去問に挑戦!
9月下旬〜一次試験2週間前
9月下旬に別の資格試験が終わりましたのでこっからはIC試験に集中します。
テキストを1周させたので次は問題集に移ります。「テキストだけで6,000円も使った!問題集は安いのがいい!」という基準のもと、使用したのは↓のテキスト。
さっそく第33回の問題を解いてみるも・・・
138点/200点
69%・・・・
「いやまあ、最初はこんなものだって惜しい惜しい」とその時は思っていました。
が、正直に言うとわからない問題が山のようにあり、全然確信を持って答えることが出来ない状態での69%でした。
事前に調べた情報では、合格ラインが70%〜75%とのことでしたので、安全をみて75%を目指していたのですが、「これはやばい」と思い、ラスト2週間は知識の精度を上げることに
力を注ぎました。
この時期は、平日は会社から帰ってカフェで2時間、土日はカフェ2時間を3セットの6時間ほど勉強をしていました。
カフェ代の出費が・・・
でも昔から家では勉強できないタイプとわかっているので致し方なしです。
私は、勉強時間も限られていたので、上記テキストに集中しましたが、もっと問題を解きたいという方は、他にも問題集があるので参考にしてみてください。
知識を詰め込む!
まずは焦らずに、テキストの上巻、下巻を読み直しました。一度読んでいる内容なので一週目ほど時間はかかりませんでしたが、木造建築の構造や、家具の名前などは、ノートに落書きをしながら読み進めました。
また、過去問の解説も要点が上手くまとまっているので、ラインマーカーを引きながら大切に復習しました。
次に、どうしても素材系は馴染みがないものが多く登場するので、↓のような素材集を買って、ビジュアルで覚えるようにしました。高かった・・・笑
偶然の出会い「ゼロからはじめる」シリーズ
なかなかテキストやインターネットだけでは、知識がまとまりにくく、不安が募る一方でした。
また、インテリアの歴史などについては、「読めばわかるけど覚えられない・・・」という状態になっており試験一週間前にも関わらず、どんどん自信がなくなってきました。
そこで、たまたま以前、仕事の参考書として買っていた原口秀昭氏 著「ゼロからはじめる」シリーズの「設備」教室を見つけ、読んでみると、
「めっちゃわかりやすい!」
このシリーズは建築士試験向けの参考書ではありますが、イラストを中心にわかりやすく解説がされており、IC試験の勉強にも非常に役に立ちました!
「設備」教室を1日で読破し(それくらい読みやすい!)、「インテリア」入門も追加で購入しました。個人的な感想ですが、このシリーズに出会えて、一次試験への知識が一気に身についたと思います。当然、すべての範囲をカバーしているわけではないので、その他の範囲については、地道にテキストや過去問の解説、インターネットなどでコツコツ覚えていきました。
過去問を解き終え、いよいよ本番へ・・・
私が使用した過去問種は過去5年分収録されており、各1回ずつ時間を計りながら解き、解説は全てラインマーカーを引きながら読み進めていきました。
しかし、5回とも65〜70%ほどしか取れず、目標の75%には届かないまま本番を迎えることになりました・・・。
なお、試験時間についてですが、過去問については、時間が足りなくなることはなく、マークシートに記入する時間を含めても十分足りそうでしたので、心配はありませんでした。