色彩検定3級に独学で一発で合格できた話

色彩検定3級に独学で一発で合格できた話

 

社会人4年目のときに、働きながら色彩検定の資格試験に独学で挑戦し、無事合格出来た体験記です。勉強時間や勉強方法、使用した参考書などをご紹介いたします。

はじめに

そもそもなぜ色彩の勉強をしようかというと、仕事で何かのデザイン案を決める際に“色”については自分のこだわりを伝えたい、という思いがあったためです。もともと大学時代に、まちづくりか色彩心理学を学びたいと考えていたこともあり、人一倍、色に対しては興味がありました。しかし、興味はあったものの、形式的に勉強したことがなかったので、この際に勉強を始めた次第です。

 

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色彩検定とカラーコーディネーター

色彩系の資格でよく比較されるのが色彩検定とカラーコーディネーター検定です。色彩検定は公益社団法人 色彩検定協会、カラーコーディネーター検定は東京商工会議所がそれぞれ認定しています。個人的な感想としては、色彩検定はファッション要素、カラーコーディネーター検定は工業的要素が多いかなという印象です。私はとりあえずどちらも取得するつもりで、まず手始めとして色彩検定3級の勉強を始めましたが、人によってはどちらか片方で十分かもしれません。そこらへんは自分の目的と、参考書などを立ち読みして、どちらの知識を学びたいか、というところによるのではないでしょうか。

なお、どこで見た情報か忘れてしまいましたが、両検定の難易度が

色彩検定3級<カラコ3級<色彩検定2級<カラコ2級<色彩検定1級≒カラコ1級

という噂をみて、まずは色彩検定3級からはじめた、というのもあります。この難易度の目安については、一概には言えないですが、確かにこの順番で受けていくとスムーズにレベル出来るような気がします。

勉強時間

色彩検定3級はだいたい1ヶ月間ほど準備しました。それでも毎日毎日勉強していたわけではなく、土日や早めに仕事から帰ることの出来た日などを利用して勉強していました。

使用テキスト

色彩検定には、各級に公式のテキストが用意されており、そのテキストからの出題となります。
確実にもれなく勉強するのであれば公式テキストを購入し、勉強していくのがよいでしょう。

 

しかし私は、時間が限られていたのと、持ち運びやすい参考書を探していたので、下の参考書を使用しました。

 

3級はテキストや参考書が数多く発売されており、大きめの書店に行けば何種類か比較できるので、自分の気に入った参考書を購入して勉強していくのが良いと思います。また、大抵のテキストには模擬試験がついており、そこで十分合格点が狙えるようであれば、自信をもって良いと思います。もし不安であれば、問題集を買い足すか、公式の過去問を手に入れて勉強してみましょう。

 

 

 

勉強方法

まずはテキストの内容を1周通し読みします。3級なので全体的にそれほど難しい内容ではないのですが、いくつか暗記が大変な項目があることと、色の見え方については人体な目の仕組みについても学ぶ必要があるので、慣れない単語に戸惑いました。

その後、暗記する必要のあるものをじっくり覚えていきました。覚えるものとしては、PCCS色相環や、PCCSトーンの概念は覚えておくとスムーズに問題が解けます。PCCSとはPractical Color Co-ordinate System(日本色研配色体系)のことで、色彩検定系統はこの配色体系が中心になります。また、厄介なのが慣用色名です。毎年何問か慣用色名に関する問題が出題されます。覚える量が多く、かつ難しいため、捨てたくなる気持ちもありますが、こちらは勉強の息抜きや移動の合間にコツコツ覚えていきました。iPhoneのアプリなども何種類かあるので、クイズ感覚で覚えていきました。

内容がある程度理解できたら、付属のテーマ別問題や模擬テストを解いていきました。テキスト付属の問題は模擬テストが2回分しかなかったため、私は別で問題集を買い足しました。

 

試験結果

私は模擬テストでも合格ラインの70%前後を大きく上回る90%ほどまで完成していたので、本番でも余程のマークミスがない限り合格というところまで到達していました。結果も90%くらいだったと思います。3級は試験時間も余裕があり、問題のパターンが限られていて、類似の問題も多く出題されているので、過去問や模擬テストをこなせばこなすほど、合格は近づくと思います

なお、試験会場は近所の服飾学校で、そこの生徒さんと思われる学生の方がたくさん受験されておりました。やはり服飾系・ファッション系を目指す方が多い資格のように感じました。

まとめ

以上、色彩検定3級の勉強方法や体験記をまとめさせていただきました。私は、この資格取得をきっかけに、色彩検定1級とカラーコーディネーター検定1級の資格まで取得しました。2級以上を目指すのはもちろん、カラーコーディネーター検定の内容にも共通することが多いので、取り掛かりの一歩目として、程よい資格だと思います。

 

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