歴代コナン映画の公開年とあらすじ、みどころを独断でまとめてみました。劇場版コナンに関する豆情報やツッコミ、ネタなど順次、記事を増やして行きたいと思いますのでご期待ください。このページでは第7作から第14作までをご紹介します。
【見どころ】歴代劇場版名探偵コナンをあっさり解説〜その1〜
【見どころ】歴代劇場版名探偵コナンをあっさり解説〜その3〜
第7作目『名探偵コナン 迷宮の十字路』【2003年】
あらすじ
「まる たけ えびす に おし おいけ・・・」京都のとあるお寺である少女が鞠をついているのを見ている幼き日の服部平次。一方、東京・大阪・京都で同一犯と思われる連続殺人が発生してしまう。被害者は全員、窃盗団“源氏蛍”のメンバーであることがわかった。大阪での被害者は平次の顔見知りということもあり、平次は事件の手がかりをもとめ京都を訪れる。
見どころ
京都が舞台ということもあり、ストーリー全体にわたってコナンと並んで平次が活躍する作品です。この作品からデジタル制作のためか、画質が綺麗になっており、3DCGのシーンもあります。京都の名所が多々登場しており、「まる たけ えびす に おし おいけ」の覚え歌や倉木麻衣の歌う「Time after time~花舞う街で~」により京都らしさがよく表現されています。後々、何度か劇場版にも登場する綾小路警部も容疑者の一人として初登場します。
「長く待てば待つほど、会えた時に・・・嬉しいじゃない?」
ストーリー全体にわたって京都を舞台に、盗まれた仏像探しと、連続殺人事件の犯人を推理していきます。舞台が関西ということもあり、服部平次の過去や、アクションシーンが多くあります。前半は仏像の謎解きで、弁慶や義経にまつわる京都の名所を巡ります。京都の方なら、見慣れたシーンが描かれているので面白いですね。服部の初恋が一つのテーマになっているため、桜の季節ということもあり全体的にどこか繊細なシーンが多いです。戻り橋の伝説とからめたストーリーもよく考えられています。
「夢みたいやけどホンマの話なんや・・・いつかまた巡り会えるんちゃうかな思ーて」
この作品も、殺人のトリック自体はシンプルなもので、むしろ見どころとしては犯人とのアクションシーンです。鞍馬山を舞台にしたバイクチェイスや刀で戦うシーンなど。なおコナン作品にしては珍しく、建築物の被害が比較的少ないです笑。
「あんたが弁慶やったら、義経は安宅の関で斬り殺されてんで」
第8作目『名探偵コナン 銀翼の奇術師』【2004年】
あらすじ
高層ビルの屋上で対峙するコナンとある警備員。10時間前、キッドから予告状をもらった舞台女優が毛利探偵事務所を訪れていた。今回のキッドの狙いは“スター・サファイア”。予告状からその日の夜の舞台公演にキッドが現れると推理した小五郎は、コナンや蘭とともに舞台へ訪れる。しかしキッドを確保するための協力者として、なんと工藤新一がコナン達の前に現れる・・・。
見どころ
キッドとの対決がメインとなる作品ですが、ほぼアクション映画です笑。この作品あたりからキッドはコナンが協力していくという展開が劇場版では多くなっていますね。また、妃英理が(コナンに麻酔銃を撃たれて)推理を行うという珍しい作品です。
「キミとかくれんぼするには、日が暮れすぎたよ」
前半は舞台「ジョセフィーヌ」の公演にキッドが現れるシーンがメインです。キッドが誰に変装しているかはすぐに特定できるため、コナンがキッドをどう追い詰めるかが見どころとなります。相変わらずコナンがとんでもアクションを行います笑。このシーンで「君がいれば」をアレンジした挿入歌が流れ、テンションがあがります。
「どうやらケリがつきそうだな・・・探偵くん」
後半は舞台役者達が打ち上げのために函館に向かう飛行機の中で物語が進みます。キッドは宝石を盗むのに失敗したということになっているので、警察関係者は機内では登場しません。しかしそこで事件が発生してしまいますが、その事件がきっかけで、飛行機が墜落の危機にさらされてしまします。なお、函館空港と飛行機が今回爆発の被害にあいます笑。ちなみに事件と推理シーンはついで程度で、飛行機の墜落をいかに防ぐか、というところがメインです笑。
「工藤くん、どうやらあなたの辞書にもなかったようね・・・不可能という文字」
第13作目『名探偵コナン 漆黒の追跡者』【2009年】
あらすじ
ある夜、探偵事務所で翌日の準備をしているコナン。明かりの消えた事務所で懐中電灯を探していると、不審な物音が。振り返るとそこには黒の組織の幹部、ジンとウォッカの姿が。そこに近づいてくる蘭。ウォッカが蘭に引き金を引く寸前で夢から目が覚めるコナンだったが・・・。
見どころ
第5作、天国へのカウントダウン以来の、黒の組織の接近に焦点があたっている作品です。時系列としては、コナンの正体がベルモットに知られているところまで進んでいます。七夕をテーマに殺人事件の犯人と警察組織に潜入している黒の組織のメンバーと対峙します。黒の組織のベルモットやキャンティ、コルンが劇場版に初登場し、また殺人事件が広域にまたがっているため、各県警のおなじみ警察メンバーが登場します。
「許せない者が8人・・・まだ1人残ってます・・・」
警察関係者に黒の組織が潜入していたことがわかり、前半はコナンは独自に広域殺人事件の犯人を追います。各県警の刑事のやりとりも面白いです。また、東京はもちろん、神奈川や静岡の実際にモデルになったロケ地が忠実に再現されています。途中、組織のあるメンバーにあっさりコナンの正体が新一と判明してしまうため、コナン単独で情報を集めているシーンが続き、天国のカウントダウンと比べて少し孤独な戦いをしている印象です。
「GOOD LUCK 幸運を祈ってるわ。」
後半は東都タワーを舞台に、連続殺人犯と黒の組織との対決に挑みます。蘭の超人的な能力を見ることが出来るのですが、それを上回る組織のメンバー。そしてコナンの決死の反撃と、アクション映画として見どころ満載です笑。殺人事件はトリックなどは複雑ではないため余計アクションシーンが目立ちます。そして案の定、この作品では東都タワーが被害者に・・・笑。
「工藤新一・・・いつまでも追い続けるがいい」
「何だ・・・何者なんだ・・・!」
第14作目『名探偵コナン 天空の難破船』【2010年】
あらすじ
ある夜西多摩市国立東京微生物研究所が何者かに襲われた。そこには致死率80%というある危険な細菌が保管されていた。そして犯人グループ“赤いシャム猫”から犯行声明がネットにアップされていた。バイオテロの恐れがあるということで、日本中がそのニュース一色の中、コナンと服部は、犯人グループがなぜか研究所を爆破したことが引っかかり・・・。
見どころ
飛行船を舞台にバイオテロを目論む犯罪グループとの戦いです。鈴木次郎吉が劇場版に初登場しており、また小五郎の声が今作から小山力也氏に変更されております。次郎吉がキッドに「天空の貴婦人」挑戦状をたたきつけ、キッドがそれを受けて立つということで、コナンたちは鈴木財閥の飛行船に乗船するのですが、飛行船がバイオテロ組織にハイジャックされキッドどころではなくなってしまいます。
「怪盗キッドの正体は・・・俺だったんだよ。」
前半は飛行船がハイジャックされコナンが落下するまでです笑。キッドが紛れ込んでいるのですが、今作も早々にキッドが誰か特定できます。犯人グループたちの呼び方が地味にシュールで面白いです笑。キャットA・・・。そして度々命の危険に晒されているコナンですが、今回はあっさりと死にかけます笑。キッドいなかったら物語終了でしたね笑。
「生きてるだけでもラッキーだと思え!」
後半はハイジャック犯の目的が明らかになり、舞台が大阪に移るため、平次と和葉が活躍します。平次たちはハイジャック犯の目的阻止、コナンとキッドはハイジャック犯確保のために奔走します。飛行船内のハイジャック犯確保はホームアローンみたく、コナンや仲間たちが次々とハイジャック犯を捕まえて行きます笑。今回は建物の被害者は最初の研究所くらいでした笑。
「おかしいね〜。猫は背中から落ちたりしないのに。」