ロシアW杯 グループH第3戦 日本VSセネガル レビュー

ロシアW杯 グループH第3戦 日本VSセネガル レビュー

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見どころ

初戦のコロンビア戦、ラッキーなファールもあり、日本代表が見事、コロンビアに勝利しました。早々に数的有利になったことは幸運でしたが、同点に追いつかれたあとも、チャンスをものにして勝ち越し点を獲得しました。次の相手は、アフリカの強豪・セネガルです。初戦のポーランド相手に勝利しており、勝ち点3を確保しています。FIFAランキングは日本の61位に対してセネガルは27位と格上の相手です。また、アフリカの選手の特徴として身体能力が非常に高くポーランド戦でも見せた高速のカウンターは驚異になります。注目選手は、昨シーズン、リヴァプールのCL準優勝の立役者の1人、FWサディオ・マネですね。絶妙なポジショニングと驚異的な加速力で、エジプト代表のモハメド・サラーと共にリヴァプールの攻撃を牽引していました。対応する日本代表の右SBの仕事は重要になります。

スタメン

 

日本:1川島;3昌子、5長友、19酒井宏樹、22吉田;7柴崎、8原口、10香川、14乾、17長谷部;15大迫

フォーメーションは4−2−3−1、コロンビア戦と変更はなしです。

セネガル:1カディム・エンディアイエ;3クリバリ、12サバリ、22ワゲ;5ゲイエ、6サネ、13アルフレッド・エンディアイエ;9ディウフ、10マネ、18サール、19ニアン

フォーメーションは4−1−2−3、ポーランド戦から1人変更しています。

 

 

前半

日本ボールのキックオフで試合開始です。コロンビア戦と同じメンバーでのスタートです。開始早々にセネガルが日本ゴールに迫りますが、これはなんとかクリアします。セネガルは日本がボールを持つと激しく寄せてきます。そしてセネガルに流れが傾いている中、右からのクロスを原口がクリアしきれず、左からサバリに鋭いシュートを放たれます。これは川島が防いだものの、パンチングの先に詰めていたのは相手のエース、マネ。開始10分余りで日本は先制されてしまします。1点を追いかける日本は果敢に攻めてはいくものの、セネガルのカウンターを受けてしまったりと危ない時間が続きます。一進一退の中、前半34分、柴崎からのロングパスを長友が上手く受け、相手DFをかわして乾にラストパス。W杯前のパラグアイ戦でのゴールを彷彿させてるような、回転をかけたシュートで見事相手のゴールに吸い込まれました。その後もセネガルの攻撃を防ぎ、同点で前半を終えました。

後半

後半はセネガルボールで開始です。早々に大迫がヘッドでシュートを放ちますがこれは威力が弱くキーパー。一方のセネガルも個の上手さを活かして日本ゴールを脅かしてきます。ファールも増えつつ、両者激しく攻め守っていますが、ついに均衡が破れます。マネ→サバリ→ニアンとボールを回され、最後は走りこんできたワゲに豪快にシュートを決められてしまいます。1−2で勝ち越しを許してしまった日本はここで香川に代わって本田を投入。なんとか追いつきたい日本、さらに原口に代えて岡崎を投入し攻勢にでます。そしてその交代が早速効いてきます。大迫からの柔らかいクロスは岡崎の潰れもあり相手GKがクリアできず、ファーで拾った乾が冷静にゴール前へ。ここでも岡崎が潰れてくれたおかげで、本田がフリーで流し込むことができました。同点に追いついた日本、このまま行けば、日本はセネガルと並んでHグループ上位2チームに入ることができます。マネの抜け出しにひやっとさせられるも、これはオフサイド。その後お互い決定機を作ることができず、試合終了。Hグループの初戦勝者同士の一戦が引き分けに終わりました。

所感

ポーランドを倒し、流れに乗っているセネガルが相手ということで、苦戦すること十分予想できていましたが、その中でなんとか引き分けに持ち込み、勝ち点1を手に入れることができました。これでグループステージ突破が大きく近づきます(ポーランドに引き分け以上で自力突破)。やはりずば抜けた身体能力を武器に、セネガルは日本の守備陣を脅かしてきましたが、そこは日本のDFもよく耐えていたと思います。1点目の失点は少し不運なところもありましたが、逆にそこをしっかり詰めているマネはさすがです。個人的なMVPは乾です。次いで柴崎、という印象です。1点目は柴崎が起点になっていましたし、試合通じて柴崎が攻撃の起点になっていたと思います。乾は今大会で注目している選手の一人で、1G1Aと結果を出してくれて嬉しいです。スペインで経験を積んだことによるサイドからの攻めは、日本にとって相当武器になっていると思いますし、パラグアイ戦でも見せたようなゴール右を狙った器用なシュートは他の日本人選手にはない武器だと思います。今後も日本の得点パターンの一つとして強みにしてほしいです。本田のゴールは、きっちり決める本田も素晴らしいですし、何より岡崎が陰で潰れてくれていたのが効いていたと思います。こういった泥臭い仕事をしてくれる選手が一人いるだけでもありがたいですね。次はいよいよグループリーグ突破をかけてポーランドとの一戦です。引き分け以上で自力勝ち抜けですが、ぜひ、勝ちに行ってもらいたいです。

 

 

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