ロシアW杯 グループB 第2戦 ポルトガルVSスペイン レビュー

ロシアW杯 グループB 第2戦 ポルトガルVSスペイン レビュー

サッカー素人の私が、素人レベルの視点でロシアワールドカップの試合の感想をまとめていきます。
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見どころ

大会二日目の大注目カード、そして今大会でも屈指の好カード、ポルトガル対スペインのイベリア半島の強豪国対決をレビューします。FIFAランキングはポルトガルが4位、スペインが10位と、グループBの上位2カ国同士というのはもちろん、全グループリーグの試合の中でも最高レベルの高順位同士の戦いです。ポルトガルの注目選手はやはりクリスティアーノ・ロナウド。世界最高レベルのサッカー選手の1人です。そのロナウドが所属するスペインの強豪クラブで今年のチャンピオンズリーグの覇者、レアル・マドリードに所属する選手が、スペインには多く所属しています。一方でスペインは大会3日前に監督が電撃解任されるというアクシデントがありました。両チームにとってワールドカップ初戦ということもあり、どう試合が転ぶか検討もつきません。ただ、チーム及び個々のタレント共に最高レベルの両チーム、見ているだけで面白い試合になること期待大です。

スタメン

ポルトガル:1ルイ・パトリシオ;3ペペ、5ゲレイロ、6フォンテ、21セドリック;8モウチーニョ、11ベルナウド・シウバ、14カルバーリョ、16フェルナンデス;7ロナウド、17ゲデス

フォーメーションは4−4−2

スペイン:1デヘア;3ピケ、4ナチョ・フェルナンデス、15セルヒオ・ラモス、18アルバ;5ブスケツ、6イニエスタ、8コケ、21ダビド・シルバ、22イスコ;19ジエゴ・コスタ

フォーメーションは4−1−2−3

 

前半

スペインボールのキックオフで試合開始。タレント揃いの一戦、楽しみな一戦です。そして意外にも開始早々、試合が動きます。左サイドからドリブルで侵入してきたロナウドをナチョ・フェルナンデスが倒してしまし、PKの判定、これをロナウドがしっかり決めて先制です。追いかける展開になったスペインは、パスを繋げて組み立てていこうと試みますが、ポルトガルの守備も集中しておりなかなか崩すことができません。しかし、“野獣”ジエゴ・コスタがDF3人を相手に無理やりゴールをこじ開け同点です。スペインの組み立てとポルトガルのカウンター。一進一退の攻防が続きますが、前半終了間際、ポルトガルの一本の縦パスをゲネスが落とし、最後はロナウドが豪快なグラウンダーのシュートを放ち、デヘアはそれを止めきれず。ポルトガルが追加点です。前半終了、あっという間の45分でした。

後半

ポルトガルリードで後半開始です。後半もパスで組み立てるスペインと、一撃カウンターを狙うポルトガル。しかし両チームとも多彩な攻撃パターンをもつ2チームです。そして55分、高い位置でFKを得たスペインはシルバからブスケツの落としで最後はまたコスタが詰めて同点に追いつきます。さらに、PA手前にこぼれた球をDFナチョが豪快にボレーシュート。両ポストにあたってゴールに吸い込まれ、ついにスペインリードです。こうなるとスペインはよりボールを保持し、一方でポルトガルは隙をついて攻め込みます。しかしこの試合展開に納得していない男が1人いました。ポルトガルがPA手前、良い位置でFKを得ると、キッカーはロナウド。高い壁を超えたシュートはそのままゴール右上に吸い込まれました。デヘアは一歩も動けず。スペイン相手にハットトリックを決めてしまいました。その後、点は入らずイベリア半島のライバル対決は引き分けに終わりました。

所感

決勝戦といってもよいくらいの高レベルの2チームの一戦です。ともに攻撃のパターンも多彩で、守りのレベルも高く、あっという間に90分が過ぎてしまいました。ポルトガルのカウンター発動時のロナウドのスピードは本当に早過ぎてため息ものですし、FKも完璧でした。スペインはタレントが豊富で全員が本当にボール捌きが上手いです。パスだけで見ていても飽きないチームです。ポルトガルはロナウドはもちろん両SBのセドリックとゲレイロが積極的でワクワクしました。スペインはレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードと普段ライバル同士のスター選手の共演というだけでも面白いですし、日本人的には神戸に加入するイニエスタも注目です。シルバが毎回毎回難しいところへあっさりパスを出すのはさすがでした。MOMは文句なしでロナウドだと思います。タレント揃いの両チームですが、やはり主役はロナウドでしたね。この試合、もし決勝トーナメントだったらどちらが勝っていたのでしょうか。可能性があるのは両チームが決勝まで勝ち上がったときですが、ぜひ見て見たい組み合わせの一つでした。

 

 

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